【こころの切り替え】自暴自棄になったら読み返すマンガ1選。
■自暴自棄になったら読み返すマンガ1選。
はじめまして。
こんにちは。
うどんこと申します。
メインブログで「朝は▲いつものラピュタパン」という
アウトドアブログを運営しています。
こちらは、サブブログとして立ち上げました。
私は普段、相談業務に従事させて頂いています。
日々、多くの方々のお悩みを聞かせていただきます。
その経験を通して「お役に立てれば・・」と思い
サブブログを立ち上げました。
みんな何かで悩んでいます。（ブログ主も当然）
■人生のバイブル手塚治虫の「ブッダ」
先日ある方から離婚問題の相談を受けました。
旦那様が来られて別居状態から突然の離婚を突き付けられたようです。
「死にたい。もうだめだ。自分は何のためにいきてきたのか・・・。
妻が戻ってくるにはどうしたらいいですか？」とおっしゃっていました。
今回は奥様が戻って来るか、来ないかの話題ではないですが、
大変苦しく、哀しく、お辛いだろうなと心痛を聞かせて頂きました。
絶望に近い大きな暗闇に包まれてしまったんだなと思わせていただきました。
私には聞いてあげる事しかできませんが
この考え方を変える「本」があるなと思い出したのです。
皆さんも「自分は何で生きているんだろう？」って思った事ありませんか？
自分は過去に何度も思いました。
挫折の人生ばっかりで思い通りなんてなった事ありません。
なぜ、こんなに不幸なんだろう？
努力しても報われないし・・・。
あっ！自分事だと止まらなくなるのでやめます。
その答えは手塚治の漫画「ブッダ」にあります。
●巨人ヤタラの話
手塚治ブッダのオリジナルキャラ「ヤタラ」という巨人が現れます。
ヤタラは、奴隷の身分として生まれます。
父親が薬剤師で薬を飲まされてヤタラは、無敵の巨人となっていました。
そんな過酷な環境でも同じ奴隷の母を持つ、「ルリ王子」には
心を許して家来として仕えていました。
しかし、ルリ王子はヤタラの母を伝染病の奴隷達と
一緒に焼き殺そうとしたことに憤慨します。
そんな心がメチャクチャになった状態の中に
成道前のブッダに出会う場面の話です。
●巨人ヤタラを覚醒するブッダ
一部始終をブッダに告白するヤタラ。
ブッダは黙って耳を傾けて聞いています。
ヤタラがすべてを告白した後、ブッタは語ります。
ずっとたどっていくがよい。だれもかれもひとり残らずみんな不幸なのだ。
この世に幸福な人間なぞありはしない！木や草や川がそこにあるように、
人間もこの自然の中にあるからにはちゃんと意味があって生きてるのだ。
あらゆるものとつながりを持って・・・。
そのつながりの中で、おまえは大事な役目をしているのだよ。
その川を見なさい。川は偉大だ。自然の流れのままにまかせて何万年も
ずっと流れている。
流れを早めようという欲もなければ、流れを変えるちからもださない。
すべて自然のままなのだ！
しかも大きくて美しい。
・・・よろこばれ、そしてめぐみをあたえている・・・。
木や草や山や川がそこにあるように、人間もこの自然にあるからには
ちゃんと意味があって生きている。
あらゆるものと・・・、つながりをもて！
もしおまえがいないならば、何かが狂うだろう。
おまえが大事な役目をしているのだ」
その言葉にヤタラは涙してその場を静かに去ります。
ヤタラだけじゃね～よ！！
こっちも号泣だよ！！
手塚治虫のブッダはここで成道（悟りを得る）してブッダになります。
本当のお釈迦様は魔王ハジュンとの対決に勝利して成道されるので
このお話は、手塚さんが作ったお話であると推測致します。
■感想
私は、前職は町工場のような所で働いていました。
ハローワークで好条件の内容でしたので
早速入社を希望して就職させていただきました。
20前半だったので世間知らずという事もありましたが
今で言うとブラック企業でした。
残業も月に８０時間以上、休みは週一。
世間では、今も当然かもしれませんが・・・。
人の出入りも多く、突然やめた方の告発で
労働基準監督署の監査が何度も入るような会社でした。
7年半働いて入社してから昇給３００円。
退職金なし。
社員旅行の積み立て金が少々戻ってきただけです・・・。
逆の意味でその会社に7年勤務していた事が自慢ですよ(笑)
なんども「やめたい」って思って周りに相談すると
「仕事につけているだけでありがたいと思え！！」って言われました。
自分の意思が弱く「私はわがままをいっているんだな・・・」って思い
我慢して勤務していました。
普通はやめるでしょうね（笑）
そんな時であったのがこの「本」です。
兄に「おすすめ」されて読みました。
全巻読んだのですが「この場面」が一番好きです。
ブラック企業に出会ったのも意味があり、
「今後の人生に必ず役に立つ」と本当に思わせていただいたセリフです。
やめて行った先輩は、労働基準監督署に訴えましたが
私は訴えようとも考えましたがやめました。
ただ虚しさだけが残る気がしたんです。
退職金も頂けませんでしたが人生の勉強代として心を切り替えました。
その後「何だかんだ」で現在のカウンセリング業務の会社に出会いました。
今思えば、川の流れに身を任せたって感じです。
前職の経験が少なからず役に立っていると強く感じる時があります。
辛い、不条理で、憤りを感じる環境を経験したから
人の辛さも「知ろう」と思える人間にならせて頂いたのだと・・・。
私たちは、この世に生まれたからには「何かの」ために
自分たちは存在します。
ヤタラのような気持ちになった時こそ自分の中に答えがあります。
まずは、冷静に「深呼吸して」自分の事を信じて行動に起こしましょう。
その行動には必ず希望があること信じて。
苦しい経験が必ず身近な人のためや社会の歯車になるってることが
解かってくるはずです。
一場面の紹介でしたが是非「手塚治虫のブッダ」を1読してみてはどうでしょうか？
人生の歩み方が少しだけ見えてくるかもしれません。
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